心療内科、神経内科の 坪井メンタルクリニック【大阪・心斎橋・南船場】

ストレスの原因 背景 受け止め方は人によって様々

 

不安発作の症状は同じでも、その人の抱えているストレスや背景、そして感じ方は当然のことですが違ってきます。それについて、具体的に4つのケースを挙げます。

 

( aさんのケース )

定年退職し、余生を楽しもうと思っていた矢先に、妻が交通事故で亡くなった。心の中に大きな穴が空いたような、虚しさ 悲しさを感じるようになった。夜も眠れず、昼夜も逆転し、外出する気にもなれなかった。心配して子供が訪ねてきても、気が紛れず、悶々とした日々が続いた。そうしてるうちに、急に心臓がドキドキし、息苦しくなり狭心症と思い、病院で検査を受けた。しかし特に異常はなく、不安発作と言われた。

 

( bさんのケース )

大学で知り合った彼氏と結婚した。当初は、結婚生活を楽しめたが徐々に姑や、親戚関係の人から干渉され、まるで監視されてるような息苦しさを感じるようになった。現実の結婚生活は、自分のイメージしていた幸せな結婚生活とはほど遠かった。気分を変えようとアルバイトにも行った。しかし、家事との両立がうまくいかず、疲労だけが残り、もやもやとした気分が続いた。そんな折り電車の中で、急にめまいがして倒れそうになり息苦しくなった。駅員さんに、病院に連れられて診察を受けたら、過換気症候群と診断された。

 

( cさんのケース )

同棲を始めたが、お互いの甘えのためか、喧嘩が耐えなかった。結局のところ、仲違いし別れた。いきなり1人になった寂しさが心の中を覆い、「なぜ?」 「どうして?」「これからどうなるのか?」 など、自問自答を繰り返していくうちに、友人から電話を受け取った瞬間、急に動悸がして、気が遠くなり意識を失いそうになった。友人が手配してくれて、救急車に運ばれ病院で検査を受けた。パニック障害と言われた。その後も同じような発作が起こり「心細くてひとりでいられない。」「じっとしてられない。」そんな不安が続く。

 

( dさんのケース )

仕事に生きがいを感じ、家庭も仕事も順調に進んだ。仕事が忙しく、休日も出勤した。けれども、そんな事は苦にせずリーダーシップを発揮し、充実感を感じていた。「ストレスなんか全く無縁である。」と思って、人生を突っ走ってきたところ、会議の前日、自宅で急に動悸がして息苦しくなった。病院に行くと、「ストレスからくる症状です。」と言われ、とてもショックであった。しかし発作が頻発し予期不安も生じ、本来の自信も失われた。

 

 

このように症状は同じでも、その背景や原因はとても個人差があります。それが不安発作の特徴です。

 

〈注意〉プライバシーを配慮し、特定の人の病状について説明をしてはいません。すべて一般化した内容のものばかりです。